『煙と蜜 第1集』
長蔵ヒロコ著/ハルタコミックス
元々は『乙嫁語り』新刊の中に挟まれてた販促チラシでお試し版を拝見して興味持ってたんだけど、先日密林で買い物中におススメに出てきたんで、コレも御縁かと思って注文してみた。
結果、とてもとても楽しめたです。当方、年の差CP話も体格差CP話も好物だ。
にしても、婚約者・文治さん。
若き軍人、大正5年で30歳、少佐で連隊長…年齢と時代考えると少々心配。物語世界が史実を忠実に辿るかどうかはわからんけど、歴史通りに考えればこの先は戦乱時代に突入だからなぁ。
関東大震災は作中で描かれるのかな…2.26の時は文治さん50歳位か?開戦時は…
あと、ヒロイン姫子ちゃんのお母さんの事も。
1話2話の時点での描かれ方は、どうやら体が悪いみたいだけど常に床についてるわけではないし、調子良い日は普通に家事も出来るっぽい感じ…
「ちょっと虚弱体質なだけか?」
とか思ってたら、5話で血吐いて倒れちゃった!
喀血→昏倒→すわ肺病か!…と嫌な予感満々だったのだけど(結核って昔は死病と恐れられたコワイ病気)、お母さんの病気はどうやら胃潰瘍。
で、「大正時代+胃潰瘍+ジアスターゼ+吐血→イメージモチーフは漱石さんかな?」
とか思いつつ読み進めたら、本編内でズバリ夏目漱石に触れてたもんでちょっと笑った。…逆に不安にもなったが。
漱石さんは胃潰瘍で大量吐血して死亡だし。
という事で軍人旦那の年の差CPの行く末と同じ位、お母さんの病気の方も気になる。
どっちも、姫子ちゃんが哀しむ状況にならなきゃいいがなぁ。
とにかく、次巻が楽しみ。久々にアタリ作品に出逢えた。