lunatic studio live

猫飼いの気儘な絵描き。元ピアノ弾きで腱鞘炎持ち
猫飼いの気儘な絵描き。元ピアノ弾きで腱鞘炎持ち
久々映画! 2 〜帰宅

久々映画! 2 〜帰宅

帰宅しました!

真面目で一本気でちょっとお茶目でひたすら純粋な人の生き方を描いた作品でした。
思えば、元々、原作のドキュメンタリー小説を刊行時に読んで、ひどく感動したんでした。
だからこそ、映像化するんはどんなもんかなぁと思ってたところもあったけど、実際観た感じ、違和感ほとんどなかったなぁ…。今現在で考えうる最高のキャスト起用だったような。松山ケンイチさん演じる村山九段と、東山昌大さん演じる羽生名人。どちらも似すぎリアルすぎで、対局時の気迫といったら怖いくらい。おかげで、総じて作りモノっぽさが感じられず、映画・ドラマというより、良質のドキュメンタリーを一本見た感じでしたよ。役者さんもスタッフさんも、作品への入れ込み様が凄まじいというか、本気度が半端じゃないというか。
それと、
子どもと動物と病気で観客を泣かせようとするのは反則だと常々思うとったんですが(そして「聖の青春」は「病気」が重要なファクターとして描かれている作品でもあるんですが)、でも、この映画はそういう、「病気をネタに客を泣かせよう」っちゅー、作り手側の厭らしさがほとんど感じられなかったんで、鑑賞後の気分がとても良かった。(良い意味で)淡々とした作りに徹しているというか、変にお涙ちょうだい風の安っぽい作りにはしてなかったように感じました。リアルに思えたのはそのせいもあるんだろうな。

とにかく、ええモン見せてもらいました。
観に行って良かった。
12月は忙しいんだけど、できたらもう一度見に行きたいなぁ。

という事で、ご興味お持ちの御方は是非映画館へどうぞ。
(将棋のルール知らんでも全然大丈夫!私もルールほとんどわからんし(笑)