lunatic studio live

猫飼いの気儘な絵描き。元ピアノ弾きで腱鞘炎持ち
猫飼いの気儘な絵描き。元ピアノ弾きで腱鞘炎持ち
今日のコウノドリ#8 〜おまけ

今日のコウノドリ#8 〜おまけ

こっそり#8感想おまけ (※おまけが本文)



●僕達・オレ達 解り合ってるぜ!…的な?

サクラ
(#7)「…驚いたな…(※表情は全然驚いてません)」

サクラ「やっぱり四宮にはバレてたかぁ…僕が“BABY”だ、ってこと」
四宮 「…
(※平然とした表情で)…ピアノって魔法みたいだな」

四宮 「俺、今、大学の早剥の防止に関しての研究を手伝ってる」
サクラ「うん
 (※普通に微笑)」
四宮  「知ってたのか?」
サクラ「…つぼみちゃんの事があってから、だろ?」


何なの、この「解り合ってる感」満載の二人は!
ったく、もうね、もう…勝手に解り合ってなさい、アンタ達!オバちゃんニヤニヤしながら観ててやっから!(笑)



●現実は苦いもの

四宮 「サクラ、学生の頃、この手で全ての赤ちゃんとその母親を救うんだ、なんて夢みたいなこと言ってたな」
サクラ「……うん……言ってたねぇ…」


サクラの返しが過去形なのは、「全て」だなんて、人間には不可能なんだって解ったってこと
勿論今も「究極の願望」としては持ち続けてるんだろうけど。「すべての母子を」って



●「ライバル」と書いて「親友(とも)」と読む

サクラ 「…うん、イイと思う」
四宮  「…止めないのか?」
サクラ 「うん?
(軽く笑って)僕に止める権利は無いよ」
四宮  「だけど、ペルソナは今明らかに…!」
サクラ 「ペルソナは関係ない。四宮が自分で選択するべきだ。自分の行くべき道を」


ペルソナを辞めて研究の道に進みたいと打ち明ける四宮。自分の損得別にして親友の選んだ道を応援してあげるサクラ。
イイ友です。いい関係です。サクラ先生、男です。今話のラスト、白川のペルソナ辞職に対する今橋センセの言葉に通じるものがあります。
ですから、ここで「行かないでぇぇぇぇぇ!」と思ってしまうのは一視聴者のエゴです(大笑)
だってさぁ、コレで四宮センセいなくなっちゃったら、ペルソナどうなんの?産科ちゃんと回していけんの?今だって、充分すぎるほど人員不足なのに

ところで、「(サクラの)結婚式の余興でお嫁サンバ歌って踊る四宮」、是非見てみたい! ペルソナの忘年会でも可。そしたらついでにサクラがピアノで生伴奏しちゃえばいいよ。格好も、二人とも、スーツじゃなくて白衣でおk!




●フラグ立てまくりの白川が、ムカつくし恥ずかしいけどやっぱ心配な件

「医者ならもっと上を見ろ、上を!」「足引っ張んなよ?」「この病気に関して言えば僕はこの病院で一番経験がありますし…云々」

正直鼻につく、聞いててムカつく、口調が嫌!、超・上から目線(怒)、超・エラそう(怒)、見ててイタいからもうやめとけよって言いたくなる、あんた大丈夫?足もと見えてる?…って聞きたくなる、白川の台詞、まだまだいっぱいあるんだけど(笑)。前話で白川を心配する今橋センセに対して言い放ったあの暴言も相当ムカついたし。けどねぇ。
歩いて行く先に崖があることに周囲は気付いて心配してるのに、歩いてる当人だけが気付かないでスルー…っちゅーこういう展開、見てて結構辛いんだわ…この後絶対堕ちるよ、このヒト…って解っちゃうもの。
自信が過信になる危うさっていうか…心配そうに白川を見守ってた今橋センセとサクラの気持ちって、こんな感じかね?
そういや、#6の下屋の時もフラグたちまくりで、見てて辛かったなぁ…



●ペルソナ産科チームの雰囲気がイイ!

サクラが産科スタッフ全員に四宮が急遽実家に帰ったことを伝えるシーンでも、四宮の抜けた穴を埋めるために全員で力合わせるんだ、って心意気が見えて、見ててなんだか嬉しいわ。サクラが細かく指示をだす前に皆進んで引き受けようとしてるし。いいチームワークだね
特に、倉崎センセが前回あたりと比べるとすごく肩の力が抜けてて、落ち着いて動けてる感じ。いい表情してるし。多分これ、#7の小松さんのおかげだ

ラスト近くの干物のシーンも楽しげでよかったな〜。この時は帰ってきた四宮もちゃんと一緒にいたし。っつか、四宮さすが魚に詳しい
で、あの後屋上でホントに魚焼いて食べたんかしらん? っつか、このシーンのみんなの会話良く聞いてると面白い。ペルソナの院長室には七輪があるのかよ!(大笑)

下屋が出て倉崎が入って以降どうもイマイチだった部分が、ここにきてすごくスムーズに回るようになった感じで見てて安心です。直前に白川の独走っぷり・暴走っぷりを見た後だと余計にそう感じる。脚本上手いな
でも、この先四宮がどうするのかによっては、ペルソナ産科のこの雰囲気もどうなるかわからんのだよね…




●白川は「しらぽん」

四宮=しのりん もアレだけどね(笑)
酒の肴みたいな名前だよなぁと思ったら高尾センセも同じこと言ってた。短いけどこのシーンも楽しくて好き



●春樹は「自慢の息子」

世にも珍しい、思いがけないことを聞いた…っちゅー感じの、四宮のちょっと驚いた表情もいいなぁ
絶対本人の前では言わないんだろうな、この親父(笑)



●「だったら生きろよ!」

子としての本音



●医者と患者の間の信頼はこうして生まれる

赤ちゃんを「健康で元気な子に産んであげられなかった」自分を激しく責める風間母。罪悪感でNICUにいる我が子に面会に行くことすら出来ない。そんな彼女にサクラは 「自分を責めないで」 と優しく告げた後、こう語りかける
それを聞いた風間母は、思わず涙する (※そして、見てる私も思わず涙する)


サクラ 「じゃあ、今度赤ちゃんに会う時は、こう声をかけてあげてください …“すごいね” “頑張ってるね” って」
   「赤ちゃんに繋がれてるたくさんの管は、赤ちゃんが今、一生懸命頑張っている証です」
   「お母さんが引け目に思うことは何一つないし、むしろ頑張り屋さんの赤ちゃんを誇りに思ってください」


この後のシーンで、風間父が白川を医療ミス云々と責めたててる時、風間母はエキサイトする夫を制して冷静に現状とこの先の治療について問いただしてた。それが出来たのもきっと、事前にサクラのこの言葉を聞いて心落ち着けてたから

原因が「先天性の」疾患だと聞いた風間母が、一瞬衝撃を受けた表情になって、それから不安げに迷うようにそしてどこか縋る風な表情でちらりとサクラを見るんだけど、その時サクラが風間さんの目をしっかり見て小さく頷きかけてあげると、風間母はキッパリした表情になって大学病院への搬送と手術を受け入れた。多分これだって「生まれつき」の疾患=自分の責任?と再びパニックになりかけたところをサクラに頷きかけて貰えたことで落ち着けたのだろうし

そして、搬送中のドクターカーの中で風間母が保育器の中の赤ちゃんに呪文のように何度も何度も話しかけてた言葉は、サクラがあの時語りかけた “すごいね”“頑張ってるね”

多分、心配で不安で怖くて仕方がないだろうお母さんを、きっと、“サクラ先生”のこの言葉が支えてる



●頑固親子の精一杯

四宮父「大げさに聞こえるかもしれないが、父さん…この町のお産を護ることが使命だと思ってる。だから――、最期までやらせてくれ…」
四宮子「……勝手にすればいいよ…」


無愛想に「病院まで送っていく」って息子に言われて初めて笑う父…も、泣けたなぁ



●逃げるな!

今橋 「だけど、風間さんの赤ちゃんの責任医は誰だ?」
白川 「……自分です」
今橋 「だったら――、責任もって最後まで見届けなさい!」


逃げるな!
自分の過ちから逃げるな!
目の前の現実から逃げるな!
自分の行為とその結果から逃げるな!



●新井先生のナイスなフォロー(&ナイスパンチ(笑)

白川 「俺が悪いんです…俺の責任です」
新井 「勿論、そんなの全部アンタのせいに決まってるわよ」
白川 「……」
新井 「……って、誰かに言われたいんでしょ?」
白川 「…!」
新井 「……私にも同じ経験、あるから」



新井センセの目標は、「無敵の新生児科医」
で、白川センセの目標は、「最強の新生児科医」 なんだね

にしても、あのパンチ、痛そうだ



●「白川先生、医者辞めたい?」

落ち込む白川に問う新井先生
#6で、サクラが下屋に問いかけてたの思い出した
「下屋…産科医になったこと、後悔してる?」
「下屋は、どんな産科医になりたい?」
 って

こう問いかけてくれる先輩がいるって、きっと、すごく幸運でありがたいことだ




久々にEDにサクラのモノローグが入りました。シーズン1の最終話以来、かな?
余韻が楽しめるんでこういうの好きだな。内容がちょっと不穏だけど

この感じだと、#6下屋、#7小松、#8白川、と来て、次週#9が四宮。#10と最終回がサクラ、かな
最後、そして誰もいなくなった…的な展開になっちゃうのかなぁ…大丈夫か、ペルソナ?

「ER」(海外ドラマの)の時もそうだったけど、シリーズが進むにつれて、オリジナルメンバーがいなくなっていくのは、やっぱり寂しいなぁ…