lunatic studio live

猫飼いの気儘な絵描き。元ピアノ弾きで腱鞘炎持ち
猫飼いの気儘な絵描き。元ピアノ弾きで腱鞘炎持ち
3.17 超・強行★東京弾丸ツアー その8

3.17 超・強行★東京弾丸ツアー その8

全20作の内、最初の1枚、3枚目、最後の4枚が好き。特に1枚目と最後。
色使い、色の幅、色の深さ。画面構成や全体の構図、光の表現、影の表現…諸々全部好き。
金色の光に紫の影を合わせるとか、青白い光に橙っぽい影を合わせるとか、その逆とか。すごく好み。
淡い緑の靄がかかった感じとか。金色の紗が掛かった感じとか。もう、ゾクゾクするほど綺麗だ。
このレベルに行っちゃうと、画全体が光って見えるんだね、例えじゃなく、本当に。
『故郷の〜』の星空だって、ホントに星が光ってるように見えるんだもの。本物の満天の星空みたいに。
 
帰ってきてから図録を熟読したのだけど、本物観た後だと色も深みも全然違う。
改めて、これは、生で見るべき作品だと思った。映像や印刷じゃ、魅力の半分も伝わらない。
写真でも動画でも本(印刷)でも、「映像」だと、ただのベターっとした「色」になっちまうんだね。「光」じゃなくて。

人の眼は、「色」を見てるんじゃなく、「光」を見てるんだよ…ってよく言うけども。
生でスラブ叙事詩みると、その辺実感するな。

あの、光のヴェールを何枚も重ねたような独特な空気感。
なのに消えない、不思議な透明感。
スゴイ重層的で奥行あるように風なのに、全然色が濁って見えない。

写真じゃ、表現できないんだな、きっと、こういうのって。会場のライティングの妙もあるにせよ。